004 ナツカイズムプロジェクト②
- MIC ONLINE
- 2019年6月9日
- 読了時間: 4分

2回目の更新に少し時間がかかってしまいました・・・
今回の写真展では、写真集やオリジナルグッズの販売以外に、展示作品の販売も並行して行っていたのですが、しばしその発送作業に追われておりました(汗)
今朝無事全て発送作業が完了しやっとブログの更新に取り掛かっている次第であります。
さて、前回の第一話ではどうやって「なつか」と出会い撮影を始めたのか?
質問の多かったその馴れ初めをお話させて頂きました。
今回の第二話では、なぜ約3年もの間撮り続けるようになったのか?という謎に
少し切り込んでお話してみようと思います。
ご存知の方は多いかと思いますが・・・
今一度私の仕事についてお話させて頂きます。
そもそも私はフリーランスの商業カメラマンという職種の人間です。
※経緯については当HPのAbout欄をご参照下さい!!
仕事で幅広いジャンルの商業写真を撮影しています。
たまに人物以外も撮りますが、基本人物写真で女性に特化した案件が多いです。
俗にいうグラビアというジャンルを主戦場にお仕事させて頂いておりますが、同じ写真を撮るにしても仕事として撮る写真と作品として個人的に撮る写真では、全く自分の中で性質の違うものです。
仕事はあくまでクライアント様の希望に近づける作業で非日常的なエンタメ要素を多く含む反面、個人的な作品撮りではその瞬間の記録的な意味合いで対象となるモデルさんを撮らせて頂いているので、完全に私目線で琴線に触れた所でシャッターをただひたすら切る行為です。日記に近い感覚と言えば分かりやすいでしょうか。

前置きが長くなりましたが・・・
つまり何が言いたいかというと「なつか」を私が撮る行為というのは、常にその日の「なつか日記」をつける感覚に近いということです。
ただこの行為を長く続けるには対象に興味がないと難しいことだと思います。
では、なぜ私がこの「なつか日記」を付けようと決めたのか?
もっと簡潔に言うならば、なつかのどこに私が興味を持ったのか?と言うことです。
基本的に私の撮影スタンスとして対象となるモデル様のダメな所よりも良い所を探します。
欠点を修正するよりも、長所を伸ばす方が撮れ高が高い確率が上がると言うのもありますが、
人間欠点を指摘されれば表情が暗くなり自信もなくなります。良い所をどんどん褒めていくと表情も明るくなり、自信がみなぎってきます。

なつかはこの典型的なタイプでした。
前回触れた第一回目の撮影。
最初は緊張もあったでしょう。少し戸惑っているようにも見えました。
ただ他の子と違うのは、自撮り研究してただけあり自分の良く見える角度とか魅せ方を良く知っていると言うことと、こちらの要求することを感じ取る勘の良さと言うんでしょうか。
ただ自分が良く見えることに固執してて武器のバリエーションが少なかった。
私も普通の宣材写真を撮りたい訳ではないので、世間話なども挟みつつ本人の気づいてない良い所をプレビューを見せながら褒めたり、コンプレックスを聞いたり試行錯誤色々提案しながら撮影を進めて行きました。
人の意見を受け入れる素直さと変わりたいと言う向上心が幸いし、どんどん自信をつけ始め
表情にも変化がつき始めた頃には、童顔巨乳のコンプレックスも少しずつ自信へと変わりだしまるで別人のようになってきました。
ちょっと誘導することでこの子は本当に化けるな!と確信した頃には、完全に「この子をしばらく撮り続けてみたい」と言う興味に完全に私の気持ちが変化してました(汗)
そこから家がお互い近かったと言うこともあり、時間が空いた時には声をかけ撮影すると言う習慣が出来気づけば3年と言う歳月を重ねておりました。
ただ、この3年と言う歳月の間に彼女も色々なものを吸収し経験することで、「なつか日記」の撮影スタンスは少しずつ変化してくのです。
次回、「なつか覚醒する」お楽しみに!!
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